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支部長挨拶

 日本コンクリート工学会は、1962年(昭和37年)にAmerican Concrete Instituteの日本支部(日本ACI)として設立されました。その後、1965年(昭和40年)に、これを発展的に解消して「日本コンクリート会議」となり、さらに10年後の1975年(昭和50年)に「日本コンクリート工学協会」、2011年(平成23年)に「日本コンクリート工学会」と名称を改め現在に至っています。
 東北支部は、1995年(平成7年10月)に、北海道支部、中部支部、近畿支部に続く4番目の支部として設立され、2015年10月に設立20周年を迎えました。現在、東北支部には役員会、役員幹事会、研究委員会、表彰委員会、研修委員会、講習会運営委員会、ホームページ運用委員会が設置され、コンクリートに関する学術・技術の発展のために努めております。
 2011年3月11日に発生した東日本大震災から5年が経過し、東北各地で復旧・復興に向けた事業や活動が精力的に行われています。しかしながら、復興への道のりは長く、我々コンクリートに係る専門家の貢献がこれまで以上に必要とされております。さらには、日本全国、あるいは、世界各地で将来起こる地震などの災害への対策も求められるところであります。被災地の一日も早い復興とより安全で安心な社会を構築するため、30周年に向けた10年間にも、コンクリートの学術・技術の発展に努め、社会に貢献して参りたいと存じます。
 2017年のコンクリート工学年次大会2017(仙台)は、仙台国際センターを会場として7月に開催される予定です。東北支部を中心に実行委員会を立ち上げ、全国からの参加者をお迎えすべく企画立案などの準備を精力的に行っているところです。
 東北支部に対する変わらぬご支援とご協力を頂けますよう、心からお願い申し上げます。

支部長:前田 匡樹

​(東北大学 教授)

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